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ヒマつぶし情報

2023.06.01

【キタコレ!】伊藤桃連載vol.38 ヌン活できるスペシャルな列車!「フルーティアふくしま」

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巷で最近はやっている“ヌン活”をご存知でしょうか。

いわゆるアフタヌーンティーを楽しむ活動の略ですが、そのアフタヌーンティーを旅とともに楽しめる列車があります。それが、「フルーティアふくしま」!!

旬のフルーツをたっぷりと使ったタルトをいただけちゃうスペシャルな列車を、今回はご紹介いたします。

まず、この「フルーティアふくしま」が運行しているのは、名前の通り福島県。郡山駅を起点に、冬季は東北本線で仙台まで、それ以外は磐越西線で喜多方まで運行しています。私が乗車したのは4月頭、磐越西線でした。

電子乗車証を見せて、改札に入ります。

やってきたのは、赤と黒が基調の“西洋モダン”をイメージしたおしゃれな車両。719系が改造されたものです。

 一緒に旅に出た山本紗由美ちゃんとぱちり☆

ヘッドマークにもある可愛らしいポットは側面にも書かれています。ちなみに右側にある線は、ドアが埋め立てられている跡。そんなところに注目してみてみるのも、面白いかもしれません。

そして車内も、まさに「走るカフェ」。

もとは普通の車両だったと思えない、おしゃれな空間が広がっていました。おひとり様にありがたいカウンター席と…

ボックス席があります。

基本は並びで2席とるので向かいの姿が見えないように仕切りがありました。

ゆっくりと郡山駅を発車した列車は、すぐにのどかな山景色へと入っていきます。

季節はちょうど桜のころ。あわい桜がとてもきれいでした。

まずは、ファーストドリンクとして果汁100%、もちろん福島産のももジュースが来ました。ちなみに乗車中の約2時間、水と紅茶と珈琲は呑み放題。ホットドリンクはアテンダントさんにお願いしますが…、

冷たい飲み物は隣の車両のカフェカウンターにあるドリンクサーバーで自由にいただけます。

そして、お待ちかねのタルトがやってきました。月によって替わる旬のフルーツをつかったタルトは、福島の人気店「fruits peaks」がプロデュースしたもの。4月は苺!!マスカルポーネクリーム、そしてたっぷり濃厚なチョコクリームと贅沢に2個きました。どちらもしっかり濃厚だけど、上品な甘さ…なにより、地元の苺たっぷりで美味しい。

6月は、さくらんぼやブルーベリーを使ったものが出てくるそう。

さてせっかくなのでカフェカウンターもご紹介いたします。このフルーティアふくしまはわずか2両。そのうち、もう1両は誰もが自由に出入りできるスペースです。その間にはこんなパウダールームも。1990年代から活躍していたこの719系。0番台はもうこのフルーティアふくしまだけ…。こんなレトロな味わいもまたよい。

そして、カフェカウンターへ。

自由に座れるカウンター席の奥には…

売店がありました。のん兵衛には嬉しいことにお酒も売っています。しかし、ボトルのみ。

これは試されているね、と話しながら…

ついついボトルで買ってしまいました。こちらももちろん、福島のお酒。りんごシードルで乾杯!

ちょうど列車は猪苗代湖のあたりへ。

その先には、どどーんと目の前に磐梯山が広がる雄大な景色が広がっていました。

こののどかな車窓をみながらのアフタヌーンティー…ならぬ昼のみ。最高です。

磐越西線のなかでもターミナル駅、会津若松駅では多くの駅員さんがお出迎えしてくれました。スイッチバックをするため、この駅では停車時間も数分あるのですが、その間中ずっとにこにこと旗を振り続けてくれた姿が印象的でした。

郡山駅から約2時間。あっという間に終点・喜多方駅に到着です。この喜多方は喜多方ラーメンで有名なラーメンの街。そして「日本一美味しい酒が飲める郷宣言」もしている酒の街でもあります。見どころもたくさん!!

実はこのフルーティアふくしま、車両の老朽化により運行は2023年12月までとなっています。

今しか乗れないこの列車、ぜひ“ヌン活”に訪れてみてはいかがでしょうか。

今回の探索人

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